クリーニングに使う掃除機

クリーニングに使う掃除機は様々なタイプがあります。
よく使われているタイプは、送風機によって負圧を作り出して床の塵やほこり、ゴミを吸引するタイプです。吸引したゴミは掃除機の中に設置された袋にゴミを回収するか、もちくは空気とホコリや塵を分類するサイクロン方式があります。

ゴミに直接触れたり近付いたりする必要がなく、目に見えにくい大きさのゴミも回収できるのが利点ですが、騒音が発生することがデメリットです。またある程度のメンテナンスも必要となります。現在では様々なメーカーが試行錯誤を繰り返し、騒音の小さなものや軽量のものが販売されています

クリーニングの掃除機のはじまり

クリーニングでもっともよく使われる機器である掃除機。世界で初めて真空掃除機が登場したのは1868年のシカゴでした。発明したのはアイヴス・マガフィー。手でレバーを引き、真空を作り出してノズルからゴミ吸い取るという簡単なものでしたが、1869年に特許を取得しカーペット清掃会社に売り込むことができました。当時はとても高価なものであり、しかも手でレバーを引くことの手間により市場に広まることはなく消えてしまいました。
そして1899年、電動機駆動の掃除機をジョン・サーマンが発明し、現在我々の使う掃除機へとつながるのです。

クリーニングの掃除機の歴史

我々がクリーニングに使う掃除機は、第二次世界大戦前はぜいたく品であり高級品でした。しかし第二次世界大戦後、急速に広まり中流階級でも一般的なクリーニング用品となります。
日本では進駐軍家族団地「ワシントンハイツ」の電化製品メンテナンスを行っていた太平興業がアメリカの掃除機を参考に自社開発をします。1949年のことでした。秋葉原などで販売されたこの掃除機は初めはほとんど普及しませんでしたが、1960年に団地ブームが起こると集合住宅の都合上、それまで放棄で家の外にゴミを吐き出していた方式でクリーニングを行うことができなくなった為、真空掃除機が普及しました。