クリーニング師とは

誰もが利用しているクリーニング屋ですが、クリーニング屋には必ず最低1人は「クリーニング師」と呼ばれる者を置かねばならないと法律で決まっています。クリーニング師は試験に合格した者だけが名乗ることができ、『クリーニング業法』に基づいてクリーニング店でアイロンがけ、しみ抜きなどを行う事ができます。
試験の内容は各都道府県によって変わります。中学卒業以上、もしくはそれに準ずる学校を卒業した者だけが受験することができます。試験科目は衛生法規に関する知識、公衆衛生に関する知識、洗たく物の処理に関する知識及び技能の3つになります。

ドライクリーニングについて

ドライクリーニングは、洗剤を溶かした水の代わりに工業ガソリンなどの有機溶剤を使って洗濯します。一般家庭でも行う水を使った洗濯では、油脂系の汚れを落とすのは難しく、また衣類の伸縮が生じる可能性があります。ドライクリーニングでは油脂系の汚れを効果的に落とし、また衣服の伸縮が生じにくいという利点があります。ただし汗や食べ物ののはねなどの水溶性の汚れは落ちにくいといったデメリットもあります。ドライクリーニングを行う場合は、「クリーニング業」として都道府県知事への届出を行わなければならないという法律があります。