特殊クリーニングについて

クリーニング業は、シャツやジャケット、コートといった通常の衣類以外の「特殊クリーニング」も請け負っています。

特殊クリーニングに該当するのは、バッグやブーツ、ぬいぐるみ、日傘カーペットなど一般家庭でのお手入れに限界が生じる製品です。

言い換えると、皮革やコットン、シルクのような衣類と同様の素材であれば、技術の応用が可能ということになります。また取り扱いに特別な配慮が必要な毛皮も、特殊クリーニングに分類されます。

例えば革製のバッグやブーツは、シーズンごとにクリーニングすることで、臭いやカビ、型崩れを防止し、品質をより長持ちさせらせます。

埃やダニの温床になりやすいぬいぐるみも、特殊クリーニングで清潔に保たれ、子供のアレルギー誘発を抑制します。定期的なメンテナンスとしてご利用ください。

特殊クリーニングで絨毯類をメンテナンス

畳よりもフローリングの床の方が一般的になったことで、現代の日本の家はひと昔前よりもカーペットやラグを活用する機会が増えました。
とはいえ絨毯(じゅうたん)類は、アレルギーの原因であるダニや埃の温床になりやすく、掃除機のみで完全に取り除くことは困難です。

そこで出番となるのが、特殊クリーニングの技術です。

絨毯類の特殊クリーニングは、まずはじめに食べこぼしやペットの糞尿などで生じた染みを確認し、抜き取ります。

そしてウールや段通、シルクといった素材別に、丸洗いやスチームを使い分けながら全体的な汚れを取り除きます。
洗浄後は、高温かつ長時間の乾燥により、殺菌処理も同時に行います。最後の整毛を終えると、特殊クリーニング前とは見違える仕上がりを目にすることができます。