洗濯洗剤と一言で言っても、粉末からジェルボール、ドラム式専用洗剤など、どれを使っていいのか迷ってしまうぐらい、様々な洗濯洗剤が発売されています。
ということで、今回の記事では、どの洗剤を利用した良いのか調査していきたいと思います。

今までの洗剤はほとんど…

最近、テレビコマーシャルで「今までの洗剤はほとんど水」なんていったセリフを聞いた事ありませんか?初めて聞いた時、「薄めて売ってたのか!原液じゃないの?」と結構衝撃をうけました。

そういえば、最近「濃縮」「高濃度」といったキーワードの洗剤が販売され、いつも使っている物よりも、とてもコンパクトで利用回数も多くなっているなぁ~と思っていましたけど、何が違うのか調べました。

約7割が水?

今までの液体洗剤は、約7割が水だそうです。7割も!とビックリしましたけど、これには理由があるようです。
洗剤は水に溶ける濃度というのがあり、それを計算して水も入っていたようなのです。なので、かさましをして販売をしていたという事ではなさそうです。

では、濃縮とか高濃度の洗剤は100%洗剤なのかと言うと、実際は50%前後ですって。
じゃ、100%の洗剤はないの?と気になりますが、今の所ないようですが、ジェルボールだと、90%が洗浄成分となっているようです。

洗浄成分が少ないから汚れが落ちないという事はないので、自分に合った洗剤を選ぶのがよいかもしれません。

洗剤の使い分け

さて、たくさん販売されている洗濯洗剤ですが、すべて同じ液性ではありません。
例えば、おしゃれ着洗いの場合は、中性もしくは弱アルカリ性の洗剤が良いと言われています。目的、用途によって洗剤を選ばないと、衣類を痛めてしまう場合があるので、購入する際の注目ポイントをまとめます。

・蛍光剤入り
白さを強調したい衣類などに使用するとよい。ただ、色物の衣類やレーヨンや麻などの素材には不向き。

・漂白剤入り
黄ばみや黒ずみ、除菌効果があります。色柄物には不向き。

・柔軟剤入り
洗剤と柔軟剤を別々に入れる手間が無くなります。通常の洗剤に比べて洗浄力が落ちることも。

・粉末洗剤
液体洗剤に比べて洗浄力が高く、コストパフォーマンスが良い。水に溶けにくいので、溶けないままという場合もある。

クリーニング店の洗剤も進化

家庭用の洗濯洗剤もこのように色々進化していますが、クリーニング業界でもオリジナルの洗剤を使用するなど、洗剤にこだわるお店が増えています。

うさちゃんクリーニングの場合

天然椿オイル配合した洗剤・柔軟剤を使用。柔軟剤では、新型コロナウィルス消毒に有効とされる界面活性剤を配合することで、「除菌率は99%以上」となっている。

ホワイト急便の場合

55℃のお湯で自社開発の専用洗剤を使用。

様々なクリーニング店の洗剤を調べてみましたが、オリジナル、自社開発という表現が多く、うさちゃんクリーニングのような詳細が記載されていませんでした。企業秘密なんでしょうけど、逆に、なんでも教えてくれるうさちゃんクリーニングは、ほんとすごい!

まとめ

昔は、大きなパッケージに入った粉末洗剤が主流で、購入するのも洗濯機へ洗剤を投入するのも大変な時期が長かったようですが、粉末洗剤から液体洗剤へと変化し、今では液体洗剤が粉末洗剤の6倍以上の売り上げになっているようです。

洗濯機の進化や環境への配慮から、まだまだ進化し続けていくのかもしれませんね。