衣替えの時の必需品である「防虫剤」。切らしていたりすると、使用しなくても大丈夫かな~。なんて思ったりしませんか?
そもそも防虫剤ってどんな効果があるの?正しい使い方など、色々と調査してみました!

防虫剤って何?

防虫剤を使用する一番の目的は、「虫食いから大切な衣類を守る」という事です。
しっかり洗ってからしまっているから、虫はいないから大丈夫。と思われがちですが、クローゼットなどは、湿気が溜まりやすく、害虫が住みやすい環境が整っているので、完全に害虫を防ぐことは難しいです。

また、湿気が溜まりやすい事で、カビが発生しやすくなります。防虫剤の中には、防カビ対策がされた商品もあるので、害虫だけでなく、カビの対策も行う事が出来ます。

防虫剤の成分

ひと昔前の防虫剤というと、ナフタリンやしょうのうなど臭いが強い商品がありましたが、現在は、無臭の物から、臭い付きの商品など、使用する状況によって変更する事ができます。

匂いの種類

今は無臭なものやハーブ系など、色々な種類があるので、自身の好みや環境によって選ぶことが出来ます。
ピレスロイド系は、臭いの無い化学物質なので、防虫剤の匂いが苦手、服に臭いが移りそう、などなど匂いが気になる方は、そういった製品を選ぶのがよさそうです。

正しい使い方

防虫剤を使用したからこれで大丈夫という事はありません。十分な効果を発揮する為には、正しく使用しましょう。

衣類の一番上に置く

衣装ケースで保管する人が多いと思いますが、衣類の一番上に置くようにします。防虫剤は、上から下へと広がっていくので、一番下に置いてしまうと全体的に広がらないので、注意が必要です。

適正な量を使用すること

適正な量より少ないと、防虫効果が十分に発揮されません。衣類の量で、防虫剤の量を変えると思われがちですが、実は、衣類ではなく収納スペースの広さに合わせて数量を変えるようにしてください。

注意をする点

違う成分の防虫剤一緒に使うと、製品同士が溶けてしまい衣類にシミが出来る場合があります。ですので、「ナフタリン」や「しょうのう」などの製品を使用している場合は、注意が必要です。

種類によって防虫剤を変えましょう

使用場所や用途によって使用できるように、最近では色々な種類が販売されています。

・引き出し・衣装ケース用
・クローゼット用
・和服用
・人形用

クローゼットタイプは、パイプに吊り下げて使う形です。通常は、密閉した場所で使用をするのですが、こういったタイプは、密閉されていない空間でも効果が発揮されるような作りになっています。

まとめ

防虫剤は、衣類を大切に守ってくれるという事が分かりました。ですが、長くても約1年ほどしか効果は無い為、期限が過ぎたら新しいのもの交換する。適切な量を使用しないと効果が発揮されない。組み合わせによっては、衣類を傷めてしまう場合がある。など、注意が必要な点もあります。
来シーズンも着れるように、正しい使用方法で、衣類を守りましょう!